大阪府のおすすめ温泉旅館ランキングTOP10!24時間利用も

大阪 ミナミ 道頓堀

“関西のイメージ” というとどんなことを想像しますか? 「しっとりとした風情」といえば京都、「おしゃれな雰囲気」には神戸、「温泉でほっこり」となると有馬や白浜など、じつにさまざま。

そんななか、あまり温泉のイメージと結びつかないのが大阪府。ですが、じつは大阪府にはしっとりとしたおしゃれな観光地や、天然温泉も数多くあります。

目次

大阪府の天然温泉はほとんどが一軒宿

大阪の天然温泉でいくつかの温泉旅館が集まった、いわゆる “温泉郷” になっているのは、「犬鳴山温泉(いぬなきやまおんせん)」だけです。そのほかは一軒宿の温泉旅館ばかりで、奈良や和歌山など、県境付近の山際に散らばるように佇んでいます。

これらの一軒一軒をチェックすると、レトロな雰囲気の旅館や、リゾートホテルタイプなど、周辺が観光スポットになっているところもあります。意外にもバラエティーに富んでいて、いずれも結構な穴場です。

大阪府の観光スポット

大阪府には、その土地で暮らす人はもちろん、訪れた観光客をよろこばせるユニークな観光地が多数存在します。今回は、大阪府ならではのにぎやかな空気感をまとったいちおし観光スポットをご紹介します。

世界最大級の水族館「海遊館」

「大阪湾」を目の前にした港区にある世界最大級の水族館で、1990年にオープン。「環太平洋の海」をテーマに、600種以上約3万点の海の生き物を飼育・展示しています。

日本一高いビル「あべのハルカス」

2014年に全館開業した比較的新しい大阪の名所で、阿倍野区にあります。建物は百貨店・美術館・オフィス・ホテルなどが入る複合施設。高さは300メートルあり、「横浜ランドマークタワー」の296メートルを抜いて、日本で一番高いビルとなりました。高さ288メートルの展望台が観光客に人気です。

内部は歴史博物館! 「大阪城」


壮大な石垣と、復元された天守閣。「太閤さん(豊臣秀吉)が建てた城」として知られていますが、今残っている石垣は徳川時代のもの。大阪の象徴とされることも多い天守閣は、内部が歴史博物館になっています。

大阪の繁華街といえば「ミナミ」


「大阪駅」周辺を「キタ」と呼ぶのに対し、大阪市南部の繁華街を「ミナミ」といいます。比較的広い範囲を含み、“くいだおれ” で知られる道頓堀・ファッションストリートのアメリカ村・通天閣がシンボルの新世界などもその一部です。

人工島の国際空港「関西国際空港」


大阪湾の南部、泉州沖5km人工島にある国際空港。1994年の開港以降、対岸の泉佐野市なども開発が進み、商業施設やホテルが増えています。

テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」

みなさんご存じ「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」は、ハリウッド映画を主題とする大型テーマパーク。大阪市此花区にあり、入場者数は千葉県の「東京ディズニーランド」・「東京ディズニーシー」に次いで日本No.2です。

大阪府の天然温泉人気おすすめランキングTOP10!

大阪府の天然温泉のなかでもとくにおすすめしたい温泉を、ランキング形式で10ヶ所厳選! 宿泊・日帰り入浴の両方が可能な天然温泉をご紹介します。

第1位:アクセスが容易な隠れ宿「奥水間温泉」

天然「ナトリウム泉」の “美人の湯” 。大阪市の中心部から車でわずか50分ながら、「和泉葛城山」の山懐にあって、隠れ宿のような佇まい。深い緑に囲まれながらの露天風呂、そして会席料理を中心とした日帰りプランも充実しています。

近くに大阪屈指の古刹(こさつ)「水間観音」もあるので、参拝して行かれるのがおすすめです。

「奥水間温泉」の詳細情報

施設名 奥水間温泉(おくみずまおんせん)
住所 大阪府貝塚市木積3159
電話番号 072-478-8511
URL https://www.okumizuma.jp

第2位:体が芯から温まると評判の「牛滝温泉 いよやかの郷」

こちらも和泉葛城山のふもとを分け入ったところにあります。

この温泉で特筆されるのは泉質で、お湯は地下1,645メートルの地層からくみ上げた「ナトリウム-塩化物・炭酸水素泉」です。少し塩味がして、とろっとした肌触り。 “体が芯から温まる” と、このお湯を目当てに地元のリピーターも多く、開放的な露天風呂も人気です。

「牛滝温泉 いよやかの郷」の詳細情報

施設名 牛滝温泉 いやよかの郷
住所 大阪府岸和田市大沢町1156
電話番号 072-479-2641
URL http://www.iyoyaka.jp/

第3位:大阪平野を見渡す大浴場「石切温泉 ホテルセイリュウ」

温泉旅館というよりはリゾートホテルのような佇まいで、大阪府と奈良県との県境「生駒山」のふもとにあります。天然「ラジウム温泉」を引いた大浴場からは、大阪平野を一望!

近くにある「石切神社」も風情があり必見です。参道には、漢方薬・占い・うどん・駄菓子屋などのお店が並び、ちょっとしたタイムスリップ気分を味わえます。この参道は、映画『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』のロケ地にもなりました。マドンナ役の松坂慶子さんの美しさ……この地を訪れると鮮明に思い出されます。

「石切温泉ホテルセイリュウ」の詳細情報

施設名 石切温泉ホテルセイリュウ
住所 東大阪市上石切町1-11-12
電話番号 072-981-5001
URL http://www.hotelseiryu.com

第4位:大阪市中心部から車で30分! 「伏尾温泉 不死王閣」

大阪市中心部から車で30分、電車・バスを乗り継いでも「大阪駅」から45分で到着します。大阪の人にとっては至近距離の本格的な温泉地ですが、他県の観光客にももちろんおすすめです。

これだけ中心部から近ければ、日中は「USJ」で遊び、道頓堀でたこ焼きを食べて、夜は温泉旅館の露天風呂に浸かりたいといったわがままも無理なくできるでしょう。

「伏尾温泉 不死王閣」の詳細情報

施設名 伏尾温泉 不死王閣
住所 大阪府池田市伏尾町128-1
電話番号 072-751-3540
URL https://www.fushioukaku.co.jp

第5位:いつでも好きなときに入浴できる「あまみ温泉 南天苑」

開湯は、南北朝時代と伝えられる大阪屈指の古い温泉地です。江戸時代中ごろにいったん途絶えましたが、戦後まもなく再開されました。

現在の本館は、「東京駅」を手がけた辰野金吾氏の設計です。3000坪もの日本庭園もあり、苑内だけで四季折々の自然が楽しめます。宿泊客は、ほぼ24時間入浴可能で、プール付きなのもうれしい限り。

「あまみ温泉 南天苑」の詳細情報

施設名 あまみ温泉 南天苑
住所 大阪府河内長野市天見158
電話番号 0721-68-8081
URL http://www.e-oyu.com

第6位:落ち着いた温泉街のなかの一軒「犬鳴山温泉 不動口館」

「犬鳴山温泉」は “両側に山が迫る真ん中に川が流れ、その川沿いに温泉旅館が並んでいる” という温泉街のイメージそのまま! 一軒宿ばかりの大阪では、唯一例外の温泉郷です。

温泉旅館は、この「不動口館」や「み奈美亭」などが人気。ハイキングやバーベキューと組み合わせた “レジャー基地” といった使い方もできます。

「犬鳴山温泉 不動口館」の詳細情報

施設名 犬鳴山温泉 不動口館
住所 大阪府泉佐野市大木7
電話番号 072-459-7326
URL http://www.fudouguchikan.com

第7位:天空露天風呂が人気! 「箕面温泉 箕面観光ホテル」

「大江戸温泉物語 箕面温泉 箕面観光ホテル」は、長らく “日帰りでも楽しめる温泉” の代表でした。春の新緑・秋の紅葉、「箕面の滝」といった自然の景色を味わえ、「箕面温泉スパーガーデン」というレジャー施設まで併設されています。新しい温泉も次々登場していますが、行楽地に求めるものがそろっているという点では今でも随一です。

「大江戸温泉物語 箕面温泉 箕面観光ホテル」の詳細情報

施設名 大江戸温泉物語 箕面温泉 箕面観光ホテル
住所 大阪府箕面市温泉町1-1
電話番号 0570-041266
URL https://minoh.ooedoonsen.jp

第8位:豊かな山並みに囲まれた「能勢温泉」

能勢町は、しばしば「大阪のチベット」とからかわれるぐらい山がちで自然豊かなところです。2007年、郵政省民営化に伴う見直しで、ここにあった「かんぽの宿」が閉鎖されました。泉質のよさを惜しむ声が多く、地元企業が経営を引き受け、すぐに再スタートしたのが現在の「能勢温泉」です。

露天風呂・大浴場のほか、「単純弱放射能泉」をそのまま流した源泉風呂もあります。お食事付き日帰りプランは予約が必要ですが、入浴だけならば予約なしで利用可能です。

「能勢温泉」の詳細情報

施設名 能勢温泉
住所 大阪府豊能郡能勢町山辺409-81
電話番号 072-734-0041
URL http://noseonsen.jp

第9位:庭先に湧き出るお湯を使った「汐の湯温泉」

能勢町にある歴史の古い温泉地。1000年あまり前、藤原道長に仕えた武将、源満政がこの地の湯で大病を治したと伝えられています。庭の一角には炭酸を含んだ温泉水が湧き出ていて、この炭酸を含んだ源泉がかけ流しで味わえる湯船も。

料理はタケノコ・アユ・マツタケ・クリ・イノシシなど、その季節に地元でとれた新鮮な食材が並びます。

「汐の湯温泉」の詳細情報

施設名 汐の湯温泉
住所 大阪府豊能郡能勢町森上317
電話番号 072-734-0021
URL http://www.shionoyu.co.jp

第10位:電車に乗って簡単に行ける「河内長野荘」

大阪の温泉旅館は、山あいの一軒宿ばかりなので、多くは車がないと不便なのが事実。しかし、「河内長野荘」は「なんば駅」から南海電車高野線で30分あまり、「河内長野駅」から徒歩8分。公共の交通機関を利用する方にもおすすめです。

この地は京都・大阪から高野山に向かうかつての街道筋にあたり、周辺には「観心寺」・「延命寺」・「金剛寺」といった見どころいっぱいの古刹がたくさんあります。日帰りプランのお食事は会席料理が中心です。

「河内長野荘」の詳細情報

施設名 河内長野荘
住所 大阪府河内長野市末広町3-25
電話番号 0721-62-6666
URL https://www.kawachinaganosou.com

シティー派におすすめ! 大阪府の天然温泉3選

大阪の天然温泉で忘れてはいけないのが、都市部にあるホテルです。地下深くまで探って泉源を掘り当て、セールスポイントにしているところがいくつかあります。シティー派のターゲットになるのはこちらのタイプでしょう。

また、他県からの旅行者も注目! 「どこのホテルにしたらいいか」と迷ったときに、「大浴場が天然温泉。しかも24時間入れる」などとなっていれば、大きなプラスポイントではないでしょうか。

その1:日帰りプラン充実! 「関空温泉ホテルガーデンパレス」

深さ600メートルのところから毎分300リットルの温泉水をくみ出し、庭園付き大浴場・半露天風呂付き大浴場・サウナ付き畳小浴場・足湯に流しています。

日帰り入浴には予約が必要ですが、その代わり貸し切り風呂が押さえられます。また、「ランチデート」「女子会プラン」「貸し切り風呂&会席コース」など日帰りプランも充実。関空からの無料シャトルバスもあり、遠方から旅行に訪れるなら大阪での第一夜におすすめです。

「関空温泉ホテルガーデンパレス」の詳細情報

施設名 関空温泉ホテルガーデンパレス
住所 大阪府泉佐野市中町1-3-51
電話番号 072-462-4026
URL https://www.gardenpalace-spa.co.jp

その2:地上110メートルの温泉「ユニバーサル・タワー」

泉源が地下1,000メートルにある「単純温泉」です。これを地上31階、高さ110メートルの「天然展望温泉」に引いています。湯船に浸かりながら大阪の市街を見下ろすことができ、「USJ」のゲートまでは徒歩2分、JR駅も目の前ですから、大阪観光の拠点にこれ以上の立地はありません。

日帰り利用の方向けには、温泉とランチがセットになった「スパ1DAYプラン」などが用意されています。

「ホテル京阪 ユニバーサル・タワー」の詳細情報

施設名 ホテル京阪 ユニバーサル・タワー
住所 大阪府大阪市此花区島屋6-2-45
電話番号 06-6465-1001
URL https://www.hotelkeihan.co.jp/tower/

その3:天然温泉のスーパー銭湯「スーパーホテル大阪天然温泉」

“ビジネスホテルとそれに併設されたスーパー銭湯” といった形なので、気張らずに利用できます。「出張旅行で大阪に来た。夜は、湯にでも浸かって仕事の疲れをすっきり落としたい」といった方におすすめです。清掃時間などがありますが、事実上24時間入浴可能。

年会費1,000円で会員になれば、通常入浴料1,680円が1,260円となりますので、天然温泉を愛してやまない浪速っ子も見落とさないようにしましょう。お湯は、泉源が地下1,000メートルの「単純温泉」です。料理もおいしいですよ!

「スーパーホテル大阪天然温泉」の詳細情報

施設名 スーパーホテル大阪天然温泉
住所 大阪府大阪市西区江戸堀3-6-35
電話番号 06-6447-9000
URL https://www.superhotel.co.jp/osakaspa/osakaspa.html

大阪府の天然温泉はメリットがたくさん

大阪
北陸の「山代温泉」・「山中温泉」や和歌山の白浜温泉などは、京阪神からも比較的手近な温泉地として人気があります。これらへの旅行は、カップルや家族・グループでの楽しいイベントになるでしょう。

ただ、「手近」といっても、「温泉でのんびりした。だけど、行き帰りで疲れた」と感じることもある距離にはなります。たまには、もっと近い大阪の天然温泉にも目を向けてみてください。

その際、交通費が安くて済んだ分は、部屋代・食事代に上乗せしてはいかがでしょうか。時間がゆっくり使えるうえに、いつもよりも豪勢なデートやプチ旅行になるはずです。

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