【終わりかけなら大丈夫?】生理中の温泉の入り方&マナーや注意点について

温泉旅行の直前で生理になってしまい、まったく楽しめなかったなんて経験はありませんか? 生理中の入浴には賛成派、反対派いろいろな意見がありますよね。今回は、生理中の入浴に関する注意点やマナー、入浴法などをご紹介します。

生理中の温泉入浴について

生理中に温泉に入ってもいいのかという問題と、温泉に入るならどのような点に気をつけなければいけないのかという問題を扱います。

その1:生理中の温泉入浴の賛成派or反対派

せっかくの温泉旅行、ずっと楽しみにしていたのにそんなときに限って生理になんて経験、みなさんはありませんか? 安くはない旅費を払ったのに、温泉へ入ることができないなんて悲しいですよね。

生理中の入浴を禁止している温泉もありますが、なかにはそうでない場合も。もし、訪れた温泉が生理中の入浴を禁止していなかった場合、生理中のあなたは入りますか?

生理中の入浴については賛否両論あるようです。

■賛成派の意見
・タンポンを付ければ海やプールにだって入れるのに温泉に入れないのはおかしい
・生理の終わりかけであればまったく問題ないと思う

■反対派の意見
・デリケートになっている膣内に雑菌が入るのがこわい
・股からタンポンの紐が出ているのを人に見られたくない
・お湯に自分の経血が混ざるのが申し訳ない

以上のような理由から、生理中の入浴に賛成する人としない人が分かれているんですね。やっぱり気になるのは「生理中の入浴は本当に人に迷惑をかけないの?」ということではないでしょうか。そもそも「生理中の入浴って本当に安全?」ということを気にされる方もいると思います。

その2:生理中の温泉入浴で気をつけるべきこと

生理中の入浴で最も気をつけなければならないのは、お湯の中にいる雑菌の存在です。生理中は、膣内や子宮の免疫力が落ちている可能性が高い期間。お湯の中にいる細菌や病原菌によって、膣や子宮の病気にかかるリスクがあることを忘れてはいけません。

膣内で雑菌を繁殖させないために、入浴前に装着したタンポンは、入浴後できるだけ早く取り替えるようにしてください。

また、浴場に経血を落としたり、浴槽の中で血をにじませるたりするのは完全なマナー違反です。生理初日〜3日目までの入浴は避ける方がよいでしょう。生理開始から2、3日が経過した後も生理用品を上手に使って、周りの方に配慮する必要があります。

その3:生理中の温泉の入浴方法は?

生理中に入浴する際の生理用品の使い方として効果的な方法は、入浴の直前にはビデを使って膣内を洗浄することです。ビデは、精製水が入ったノズル付きの容器。ノズルを膣の中に入れて洗浄します。

膣の洗浄が終わったら、タンポンや月経カップを装着します。タンポンを装着する場合は、エチケットとして絆創膏や肌色のテープなどを使い、タンポンの紐を内股に貼りつけるようにしてください。

一方、月経カップは、膣に入れるシリコン製のコップのようなもの。タンポンと同じように膣の中に入れて使用するので外に漏れる心配がありませんし、タンポンとは違い紐が出ることもないのでおすすめです。

ビデで洗浄した後に、タンポンや月経カップを装着するという手順を怠らないようにしてください。少し面倒に感じるかもしれませんが、生理用品をうまく使って、周りの方を不快な気分にさせない入浴を心がけましょう。

生理自体を遅らせる方法は?

これまで生理中の入浴に関する注意点やマナーをご紹介してきました。とはいえ、生理初日〜3日目までの入浴は避けた方がよいですし、それ以降の入浴も生理用品を使って周りに気を使いながらということになってしまいます。

温泉旅行を予定している日の後に生理がくるようタイミングを遅らせることができるなら、それが一番ですよね。

生理を遅らせる代表的な方法は、ピルの服用です。そもそも生理は体が女性ホルモンを急激に減少させることで起こすもの。女性ホルモンを補う作用のあるピルを服用すれば、生理を止めることができます。

ただし、医師の処方が必要な上、副作用もあるので温泉のためだけに服用するというのは、あまり現実的ではないかもしれません。

薬の服用以外にも、生理を遅らせる効果があるものがあります。それは、食物やサプリメントによってイソフラボンを摂取するというもの。女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンを体に取り込むことによって、生理日を多少遅くらせることができるのだとか。イソフラボンは豆腐や納豆、きな粉、豆乳などの大豆製品に多く含まれています。

生理を遅らせたいときは、意識して大豆を食べるようにしてみてください。ただし、イソフラボンの過剰摂取は体によくないのでご注意を。

生理中の入浴は備えが肝心

バスタブの女性

生理中の入浴については賛否両論。人それぞれの意見があります。どうしても入浴したいという方は、浴槽に漂う雑菌に注意し、また出血などで周りの人が不快な思いをしないよう配慮が必要です。

また、露天風呂付き客室のある宿泊施設であれば、空きがあるかどうか、変更が可能かどうかを問い合わせてみるのも一案です。生理用品をうまく使いながら温泉を楽しんでください。

関連記事はこちら