朝風呂の意外なメリット&デメリット3選!健康やダイエットへの影響は?

背伸びをする女性

毎晩疲れて家に帰って来てすぐに寝てしまい、朝にお風呂に入る人は少なくないと思います。本記事では、意外と知らない朝風呂のメリットとデメリットを解説したので、お風呂に朝入る人と夜入る人、どちらも要チェックです!

朝風呂とは?

お風呂で伸びをする女性
「朝風呂」とは文字通り、朝にお風呂に入ることを意味します。休日の朝にゆっくりと自宅の湯船に浸かったり、旅館/ホテルに宿泊した翌朝に温泉に入ったりと、日ごろから朝風呂を楽しむ方も多いことでしょう。

朝風呂で期待される効果効能やメリット

お風呂で伸びをする女性
夜に入るイメージが強いお風呂を朝に入るとどんな良い効果があるのか、順を追って解説します。

目が覚めて活動しやすくなる

起床してしばらくは、睡眠時と同様に、休息時に働く神経「副交感神経」が優位になっており、リラックスしている状態です。活動時に働く「交感神経」が活発になっていないと眠気が覚めませんが、お風呂に入ることで活動しやすい状態へと導けます。
入浴によって体温が上がり交感神経が刺激されると同時に、血流が良くなって血圧が上昇。これにより、眠気が解消されるのです。

代謝が上がり痩せやすい体に(ダイエット効果)

朝風呂による体温の上昇は発汗を促進。新陳代謝を向上させるため、脂肪が燃焼しやすくなります。さらに、余計な脂肪がたまりにくくなるメリットもあり、ダイエット効果が期待できるといわれています。

汗を流して体臭を抑えられる

人は寝ている間に500ml程度の汗をかくといわれています。汗をそのままの状態にしておくと、体質によっては体臭が気になることもあるでしょう。そんなときは朝お風呂に入って汗を洗い流すのがおすすめ。
特に夏場は、臭いだけでなく、汗によるジメジメとした体の不快感も入浴によって解消でき、気持ちいいですよ。

朝風呂はハゲる? 予想される弊害やデメリット

頭部を気にする女性
朝風呂にはメリットがある一方でデメリットもあります。ここでしっかり学びましょう。

睡眠の質が低下する

入浴には、冷えを解消し、血液の流れを良くする効果があります。そのため、夜の就寝前にお風呂に入ると睡眠の質を高めることが可能。睡眠の質が低いと、疲れが取れないほか、ストレスがたまるなどのデメリットが生じます。

仕事で忙しく疲れがたまりやすい人は、朝ではなく「夜」に入浴することをおすすめします。

頭皮に悪影響を及ぼす

就寝時は成長ホルモンが多く分泌され、頭皮の細胞を入れ替える効果をもたらします。夜にお風呂に入らず、頭皮に汚れが残ったままだと細胞が入れ替わりにくく、髪に負担がかかります。
加えて、毛穴が開いている寝起きの状態で頭に熱いお湯をかけると、頭皮がダメージを受けることに。また、忙しい朝にシャンプーすることはシャンプーやコンディショナーの洗い流しを不足させ、フケや薄毛の原因となります。

これらの理由から「朝風呂に入るとハゲになる」といわれているのです。

健康被害「ヒートショック」を招く恐れがある

冬の朝風呂にいえることですが、暖かい部屋で起床したあとに、寒いお風呂場に行くと、血管が萎縮する「ヒートショック」現象が生じることがあります。急に温度が低い場所に行った際に生じるブルっとした体の震えがこの現象に該当し、血圧が上昇して心臓に負担をかけてしまいます。「ヒートショック」によって死に至るケースもあるので、入浴前に温かい飲み物を飲んだり、脱衣所を暖めたりして、対策をしましょう。

朝風呂の適切なやり方/時間

目覚まし時計と女性

お湯の温度

朝風呂に入るなら、お湯の温度は40℃前後が最適。冬の場合、42℃以上の熱いお湯だと、あまりの温度差でヒートショックを引き起こす可能性があるからです。

入浴時間

お風呂に浸かっている時間は、5分程度がベター。あまり長時間入っていると副交感神経が活発になってリラックス状態に陥り、眠気を引き起こす可能性があるためです。
朝の入浴はサッと済ます程度で良いですが、先に述べた通り、頭皮のためにシャンプーやリンスはきちんと洗い流すようにしましょう。

朝風呂は一日の活力に!


朝に入浴することは、活動しやすい体へ導いたり、痩せやすくなったりするのが魅力。その一方で、頭皮へのダメージなど、悪影響が生じることもおわかりいただけたかと思います。これは、朝にシャワーを浴びることでも同じ。自分の好みや体調などに応じて、朝の入浴を楽しんでくださいね!

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