【箱根湯本 静観荘】貸切露天風呂&食事から宿泊料金やアクセスまで

雄大な自然が広がる温泉街「箱根湯本」

都心から車や電車で90分ほどの距離に位置する日本屈指の温泉郷、神奈川県「箱根湯本」。江戸時代から東海道沿いの温泉地として繁栄してきた箱根湯本は、今日も温泉ファンの間で根強く愛されています。

箱根湯本駅の周辺はお土産屋さんや食事処が軒を連ね、多くの観光客で賑わっています。車通りも激しいので、歩く際には注意が必要です。

また、駅から徒歩で5分ほど歩いた先には「ほたる公園」という人気スポットも。例年6月初旬ころからほたるが舞い始めるのだそう。家族や恋人と一緒に訪れればロマンチックな時間が過ごせそうですね。

温泉宿が立ち並ぶ川沿いまで足を運ぶと、春には桜、秋には紅葉を見ることができます。この辺りを散歩するだけでも、日本ならではの四季を存分に体感できますよ。

1日9室のみ。温泉郷に佇む大人の隠れ家「静観荘」

今回おすすめする宿は、箱根湯本駅から旧東海道沿いに10分ほど歩いた先にある旅館「静観荘」。ひっそりとした佇まいで全客室が9室と、まさに「小さな大人の隠れ家」というような箱根の名宿です。

玄関を入った先には趣深い調度品が置かれたロビーが。こちらには数人で座れる椅子もあるので、ゆったりと落ち着いて話も楽しめます。

客室に到着すると、担当の中居さんがお抹茶と和菓子を運んできてくれます。早速、普段味わう機会の少ない日本らしさを体感できるでしょう。

静観荘の客室

静観荘には、琥珀・海松・蘇芳・藤黄・瑠璃・紫苑・萌黄・浅葱・猩猩という名前の9つの客室があり、それぞれの名前にちなんだ配色で統一されています。また、各部屋ごとに貸切で入れる専用の露天風呂も付いています(部屋に付いているタイプと、施設の離れに設置されているタイプがある)。

こちらは全体が明るい色で統一された「藤黄」の客室。全体の部屋の大きさは12帖ほどで、こちらで夕食と朝食をとることができます。冷蔵庫の中には地酒やミネラルウォーター、ソフトドリンクが常備されていますが有料です。(お冷やお茶は中居さんに頼むと無料で持ってきてくれます)

「藤黄」の寝室はダブルになっていて、奥にはクローゼットがあります。中には温泉用のタオルや浴衣が入っています。明かりは小さな間接照明のみなので、夜はほぼ真っ暗な状態になります。

こちらは洗面台。歯ブラシなどの各種アメニティーが揃っています。水道は自動式となっているので、口をゆすぐときなどは、部屋に置いてあるポットの水を使うと良いかもしれません。

トイレはウォシュレット付きタイプ。トイレットペーパーは和紙のような手触りで、非常に使いやすいものとなっています。

静観荘で楽しめる3つの源泉かけ流し温泉

1. 宿泊者専用の貸切露天風呂

静観荘では3つのタイプの温泉が楽しめます。ひとつは宿泊者専用の貸切露天風呂。部屋内に付いている客室もありますが、旧東海道側の4室は、1階の屋外階段を下りた中庭の離れの温泉を貸切で利用できるようになっています。上の動画は離れにある貸切露天風呂のひとつ「月光の湯」の様子です。

目の前に箱根湯本の雄大な自然を眺めながら、一人でゆっくりくつろぐことができます。お湯の温度は少し熱めなので、注意してください。中にはシャワーや脱衣箱、ボディソープ・シャンプー・コンディショナーも揃っています。

2. 箱根の山々を眺めながらの足湯「よひらの湯」

ふたつめが、箱根の山々を眺めながらまったりリラックスできる足湯「よひらの湯」。こちらも1階の屋外階段を下った先にあります。ここで他の宿泊客の方とおしゃべりをするのも楽しいですよ。

3. 広い湯船でゆったりできる共同湯

最後が静観荘の共同湯。足を伸ばして広い湯船に浸かりたいという方は、こちらもおすすめです。男湯と女湯があり、朝夕で浴場が入れ替わります。紹介した3つのお風呂は好きなときにいつでも入れるので、それぞれの湯船の違いを楽しんでみてください。

静観荘の夕食と朝食

地元の”旬”を堪能できる夕食

次に静観荘の食事をご紹介。夕食はコース料理になっており、その月の旬の食材を堪能することができます。(上の画像は4月に宿泊した際の夕食メニューです)また、夜食にはお稲荷さんを出してくれました。

食べ応え十分な朝食

こちらは朝食メニュー。和食中心のヘルシーかつボリューム十分な献立です。夕食・朝食ともにご飯のおかわりは自由となっています。

“日本らしさ”がギュッと凝縮された非日常体験ができる「静観荘」。ぜひ一度チェックしてみてください。

静観荘の詳細情報

施設名 静観荘
住所 神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋19
電話番号 0460-85-5795
URL http://seikansou.dip.jp/

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