山形県「あつみ温泉」の観光スポット&人気旅館&ホテル!駅からのアクセス方法もご紹介

松尾芭蕉や与謝野晶子など、古くから詩人に愛されてきた山形県の「あつみ温泉」。庄内地方を代表する温泉地として、多くの温泉マニアから親しまれています。そんな「あつみ温泉」の魅力に加え、温泉街を代表する和風旅館3軒をご紹介します。

山形県「あつみ温泉」の観光スポット!

山形県 鶴岡市 あつみ温泉 温海

古くから詩人の松尾芭蕉や与謝野晶子が訪れ、小説や詩歌に多く登場している山形県の「あつみ温泉」。

歴史的な文豪のみならず、天皇皇后両陛下が庄内を訪問した際にも「あつみ温泉」に宿泊することが多いという、由緒正しき温泉地です。

そんな「あつみ温泉」のポイントは、やはり大自然に恵まれた絶景のロケーション! とくに初夏には世界中のバラが咲き乱れ、孟宗竹(もうそうちく)が顔をだすなど、ここでしか見られない風情がたのしめます。

その1:バラを見るなら「あつみ温泉ばら園」

温泉街を一望できる高台に位置する「あつみ温泉ばら園」には、6月から10月にかけて、毎年約90種3,000本のバラが咲き乱れます。

真っ赤な「ビクトルユーゴ」や「聖火」、ピュアな白さが美しい「マダムサチ」など、鮮やかな色彩がまぶしい品種は、すべてが大切に育てられ、みずみずしい美しさ。

見ているだけで元気になる黄系の「ピース」や「ロステカ」、青系の「ブルームサチ」は、開園当初から守られてきた品種。株も太く大輪で、豪華絢爛な様子をたのしむことができます。

「あつみ温泉ばら園」の詳細情報

施設名 あつみ温泉ばら園
住所 山形県鶴岡市湯温海甲
電話番号 0235-43-3547(あつみ観光協会)
URL https://www.tsuruokakanko.com/cate/p0166.html

その2:涼しげな美しさ「孟宗筍」

山形県の郷土料理としても人気の「孟宗竹(もうそうちく)」。

よく食べられるのは、味噌と酒粕ベースの汁に、タケノコとしいたけ、厚揚げを入れて煮た「孟宗汁」。採れたて新鮮な孟宗竹のコリコリした食感と、シンプルな風味が絶品!

毎年5月に収穫と旬を迎えるので、鑑賞がてら是非いただいてみてくださいね。

孟宗竹が食べられるお店「蔵屋敷LUNA」の詳細情報

施設名 蔵屋敷LUNA
住所 山形県鶴岡市昭和町12-23
電話番号 0235-22-1223
URL https://www.web-luna.com

あつみ温泉の「適応症(効果効能&泉質)」は?

山形県 鶴岡市 あつみ温泉 温海

日本国内でも豊富な湯量を誇る「あつみ温泉」。弘法大師が発見したという逸話があり、1000年もの長い歴史をもつ東北の名湯です。

湧出量は毎分1,300リットルで、1日あたりドラム缶9,360本分ものお湯が湧き出ます。そんな「あつみ温泉」の泉質名は「塩化物泉」。浴用適応症として、きりきず・末梢循環障害・冷え性・うつ状態・皮膚乾燥症に効果効能があります。

飲用適応症は、萎縮性胃炎・便秘です。※衛生上等の理由から、飲泉できる温泉は全国的に限られています。本当に飲める温泉か、必ず確認してください。

「塩化物泉」の効果効能

泉質名 塩化物泉(掲示用泉質)
浴用適応症 きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
飲用適応症 萎縮性胃炎、便秘

塩化物泉についてもっと詳しく

あつみ温泉のおすすめ旅館3選

山形県 鶴岡市 あつみ温泉 温海

さて、ここからは「あつみ温泉」の人気旅館&ホテルをご紹介しましょう。大自然の恵みと体を癒やす最高の名湯を、ご堪能あれ!

その1:和モダンの調和「高見屋別邸 久遠」

伝統的な和モダンの調和がうつくしい「高見屋別邸 久遠」。すべての客室が38平方メートル以上の広々とした造りとなっており、鳥のさえずりや河のせせらぎを聞きながら、ゆったり旅の疲れを癒すことができます。

お風呂は「あつみ温泉」特有のやわらかな肌触り。庭園を望む景観で、形の違う4種類の湯船をえらび、上質な温泉を満喫することができます。

「高見屋別邸 久遠」のお夕食は、「食の都・庄内」を味わえる庄内の食材をふんだんに使用した和会席膳。

久遠名物・鯛のかぶと揚げを始め、庄内豚を使ったお料理、日本海の新鮮な海の幸など、 さまざまな山海の恵みを存分にあじわってみてはいかがでしょうか。

「高見屋別邸 久遠」の詳細情報

施設名 高見屋別邸 久遠
住所 山形県鶴岡市湯温海湯之尻83-3
電話番号 0235-43-4119
URL http://www.atsumionsen-kuon.com/

その2:おもてなしの伝統光る「萬国屋」

「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選ばれた「萬国屋」。温海岳や温海川の大自然に囲まれた清流沿いで、極上のおもてなしをうけることが可能です。

男女それぞれに大浴場があり、女性にはミクロの気泡によるシルクバス「楽山」、男性には空中回廊をぬけた先にある「楽水」に、美しい景観をたのしみながら入浴できます。

伝統が300年以上続く「萬国屋」のお料理は、いわば “努力” の味。山形の恵みで旅人を癒やし続けてきた、料理人のこだわりをご賞味あれ。

「萬国屋」の詳細情報

施設名 萬国屋
住所 山形県鶴岡市湯温海丁1
電話番号 0120-085-980
URL http://www.bankokuya.jp

その3:日帰りプランも人気「たちばなや」

日帰り温泉として有名な「たちばなや」は、天井が高く開放的な大浴場が人気の施設。

360年前から歴史のある老舗宿で、戦後には昭和天皇皇太后陛下、皇太子・同紀殿下が宿泊したありがたいお宿です。

日本庭園を包み込むように設計されており、お部屋各所から美しい木々の緑や、色彩豊かな錦鯉の姿を拝むことも。

常緑樹のなかに咲く、色鮮やかな花々に、胸がときめく思いです。

山海の幸満点の懐石料理や鉄板焼きには、山形のブランド米を贅沢に使用。

夕飯は「はえぬき」、朝食に「つや姫」と、時間帯でお米を使い分けている配慮も、おいしいご飯の秘訣です。

「たちばなや」の詳細情報

施設名 たちばなや
住所 山形県鶴岡市湯温海丁3
電話番号 0235-43-2211
URL http://www.tachibanaya.jp

6. 「あつみ温泉」までのアクセス方法

山形県「あつみ温泉」までは、東京都内より約7時間(関越自動車道)、電車で約3時間30分ほどの距離。関西大阪からは飛行機で約1時間15分、「あつみ温泉」の最寄りターミナル「庄内空港」より車で40分となります。

車で向かう場合

〈新潟方面から〉
日本海東北自動車道新潟中央JCT→あさひまほろばIC60分→国道7号線50分で「あつみ温泉」

〈仙台方面から〉
山形自動車道村田JCT→月山IC70分→国道112号線湯殿山IC30分→山形自動車道鶴岡IC30分→国道7号線鶴岡西IC10分→日本海東北自動車道あつみ温泉IC10分→一般道5分で「あつみ温泉」

〈秋田方面から〉
日本海東北自動車道河辺JCT→金浦IC60分→国道7号線60分→日本海東北自動車道酒田みなとIC50分→あつみ温泉IC→一般道5分で「あつみ温泉」

電車で向かう場合

東京駅→約3時間30分(上越新幹線~特急)
金沢駅→約5時間10分(特急)
大阪駅→約8時間(特急)

※JR羽越本線「あつみ温泉駅」下車
バスで7分、タクシーで約5分

鶴岡駅(羽越本線いなほ)→あつみ温泉駅20分
新潟駅(羽越本線いなほ)→あつみ温泉駅90分
秋田駅(羽越本線いなほ)→あつみ温泉駅120分

航空機で向かう場合

羽田空港(全日空)→庄内空港60分→タクシーで40分「あつみ温泉」

観光協会によるアクセス情報

あつみ温泉へのアクセスは「あつみ観光協会」の公式ページも参考にしてください。

「あつみ観光協会」の詳細情報

施設名 あつみ観光協会
住所 山形県鶴岡市湯温海甲306
電話番号 0235-43-3547
URL http://www.atsumi-spa.or.jp/

アクセス便利な名湯のシルクのような肌触りを堪能

山形県 鶴岡市 あつみ温泉 温海

東北の名湯として人気の「あつみ温泉」は、交通網が整っているため比較的アクセスしやすいのが高ポイント! いつでもふらっと立ち寄れるので、日頃の喧騒を忘れ、たまった疲れを癒やすのにピッタリです。シルクのような肌触りの「あつみ温泉」に触れたくなったら、ぜひ訪れてみてくださいね。

「山形県」のおすすめ温泉情報はこちら