川治温泉の宿泊におすすめのホテル・旅館おすすめ5選!日帰り可能なものは?【最新版】

栃木県日光市といえば、「鬼怒川温泉」のほかに、創傷などのケガに効く「川治温泉」も有名です。川治温泉は「浅草駅」から電車で2時間ちょっとと都心からのアクセスも良好で、週末旅行にもぴったりの温泉地なんです。

ここでは、いくつもある川治温泉の宿泊施設のなかから、温泉部が自信を持っておすすめする5つを厳選。景色も、お風呂も、お食事も最高なので、宿選びにお役立てください!

川治温泉の歴史と泉質

薬師の湯 川治温泉
最初に「川治温泉」の概要について見ていきます。

歴史

1723年(享保8年)、数日にわたって降り続いた大雨で「五十里湖」が決壊し、洪水が発生。多くの家屋や人が流される被害にあったなか、川治村はいち早く避難していたため、人的な被害はありませんでした。

後日、偶然にも洪水でえぐられた川岸から温泉が湧き出ていることが発見され、それからというもの近郊に住む人の湯治の場所として長きにわたって親しまれているのです。

ちなみに、現在の川治温泉の湧出量は、毎分約4,000リットルといわれています。

泉質

泉質は無味無臭の「アルカリ性単純温泉」で、泉温は42~48℃。浴用適応症としては、創傷、リウマチ、やけど、打身、くじきのほかに、神経痛、筋肉痛、関節痛などに効果効能が期待できます。

単純温泉についてもっと詳しく

川治温泉の宿泊におすすめのホテル・旅館おすすめ5選!

それではここから川治温泉の宿をご紹介していきます。すてきな宿ばかりですので、宿泊の参考にしてください。

その1:横になって豊かな自然を堪能「星野リゾート 界 川治」

総合リゾート運営会社「星野リゾート」が手掛ける温泉旅館で、2014年6月にオープン。部屋にはデイベッド風の「ごろんとソファ」が置かれており、まさにゴロンと寝そべると窓から覗く豊かな自然を堪能することができます。

客室は5つのタイプが用意されていますが、そのなかでも特に注目したいのが、その土地の文化を反映した「ご当地部屋」。栃木県鹿沼地方で育成されている「野州麻」を使った工芸品が飾られているなど、趣のある空間となっています。ほかに露天風呂つきの客室もあります。

露天風呂に加えて足湯もあり

お風呂は、広々とした内風呂と、渓流のせせらぎが聞こえてくる露天風呂をラインナップ。バスタオルやシャンプーだけでなく、洗顔フォームや化粧水などアメニティが充実しているのもうれしいポイントです。

ホテルの敷地内には足湯もあるので、チェックインを済ませたらひとまず足の疲れを癒すのもおすすめですよ。

野菜たっぷりの「鬼子蔵汁」が絶品

旅の醍醐味のひとつである夕食は、旬の食材が盛りだくさんの懐石料理。臭みのない上質なイノシシ肉を使った鍋料理や川魚のお刺身など、どれも美味しくて箸が止まりません。

また、朝食は地域の特色を取り入れた和食膳で、メイン料理の「鬼子蔵汁(きしぞうじる)」は野菜がたっぷり入っていて栄養満点です。

「星野リゾート 界 川治」の詳細情報

施設名 星野リゾート 界 川治
住所 栃木県日光市川治温泉川治22
電話番号 0570-073-011
URL https://kai-ryokan.jp/kawaji/

その2:ホームシアターつきのお部屋も! 「祝い宿 寿庵」

「川治温泉 祝い宿 寿庵」の自慢は、ロッキングチェアが置かれていたり、ホームシアターシステムを完備していたり、さまざまなニーズに対応する客室。最上階にある露天風呂付きの豪華客室「祝桜」は、川治温泉にある山々を見ながらリラックスできるのが魅力です。

2つの温度が楽しめる露天風呂に注目

周囲が竹林になっている露天風呂は森林浴による癒し効果の高さもあってリピーターが多いのだとか。上下2層構造になっているのも特徴で、源泉に近い上段は熱めのお湯が、下段では長湯がしやすいぬるめのお湯が楽しめます。

ちなみに夜はライトアップされるので、昼とはひと味違った幻想的な雰囲気が味わえるんですよ。ほかに、香り豊かなひのき風呂なども取り揃えています。

また、浴室に置かれているアメニティーはこの宿のオリジナルブランド「ボタニテ」のもの。オーガニックのハーブエキスを配合したボディソープ、シャンプー、コンディショナーが肌を清潔に保ち、リラックス効果も高めてくれます。こちらの宿に訪れたらぜひ使ってみてください。

朝晩で栃木県産コシヒカリを楽しむ

栃木県ならではの食材にこだわった料理もおすすめ。お米は、香りがよく食感も良好な栃木県産のコシヒカリで、夕食は旬の食材を使った炊き込みご飯、朝食は素材の味が際立つ白米で美味しくいただけます。

また、大切な記念日などには、「祝い膳」をつくって特別な日を演出してくれますよ。

「川治温泉 祝い宿 寿庵」の詳細情報

施設名 川治温泉 祝い宿 寿庵(じゅあん)
住所 栃木県日光市川治温泉川治52
電話番号 0288-78-1101
URL http://nikko-jyuan.com/

その3:池の水音が心地よい「明月苑」

「川治温泉 明月苑」は中庭にある池から聞こえる水のせせらぎが心地よく、ついつい長居してしまいたくなる温泉宿です。お部屋で読める本が用意されているので、静かな空間のなかで時間を忘れて読書を楽しむのも一興です。客室は掘りごたつ付きのタイプをはじめ、3種類を取り揃えています。

中庭の池は緑豊か

こちらが中庭にある池です。緑豊かで視覚的にも癒されることができ、忙しい日常を忘れて存分にくつろげますよ。

女子にうれしいキレイになれる献立

美容と健康を意識した食事を堪能できるのも魅力的。夕食だけで普段の食事では不足しがちな1日分の野菜が摂取できるように工夫されていているんです。さらに、美肌効果のあるイソフラボンと、皮膚を若返らせるコラーゲンもお食事で摂取できるようになっていて、女子旅にぴったりですよ。

「川治温泉 明月苑」の詳細情報

施設名 川治温泉 明月苑
住所 栃木県日光市川治温泉川治63
電話番号
URL

「川治温泉 明月苑」は、2017年5月1日に閉館しました。

その4:源泉かけ流しの風呂が自慢「リブマックスリゾート川治」

自家源泉から湧き出る、加水も加温もしていない“源泉100%かけ流し”のお風呂を楽しめるのが、こちらの「リブマックスリゾート川治」。お風呂は、日光の自然を見渡せる露天風呂や広々とした内湯のほかに、貸切風呂もあり、多様なニーズに応えます。

旅の疲れを足湯でも癒せる

宿の敷地内には足湯コーナーもあります。チェックインしてお風呂に入る前に立ち寄って、取り急ぎ旅で酷使した足元の疲れをとるのもアリです。

おいしい料理とともに味わう地酒も最高

館内に併設されている料亭「味彩」では、おしゃれな雰囲気のなかでおいしいお食事が味わえます。魚や肉など、厳選の食材を使ったメニューの数々は満足度高し! 地酒も豊富に取り揃えているので、食事と一緒にお酒も楽しみたいという人にもおすすめです。

「リブマックスリゾート川治」の詳細情報

施設名 リブマックスリゾート川治(旧名:「源泉の宿 らんりょう」)
住所 栃木県日光市川治温泉川治11
電話番号 0288-78-0011
URL https://www.livemax-resort.com/tochigi/kawaji/

その5:露天風呂付き客室もある老舗旅館「湯けむりの里 柏屋」

「川治温泉 湯けむりの里 柏屋」は、1926年(大正15年)に創業した老舗旅館。客室のすべてが川に面していて、日常を忘れてゆったりとした時間を過ごすことができます。露天風呂つきの部屋もあるので、家族や恋人とのプライベートな時間を大切にしたいという方はぜひご利用ください。

2種類の露天風呂と清潔な内湯

露天風呂は、山々を眺められて森林浴もできるタイプと、雨に濡れることがない屋根つきタイプの2種類を用意。大きな浴槽を使った内湯は2015年にリニューアルしていて、より清潔な空間で疲れを癒すことができます。このほかサウナや足湯もあり、好みのスタイルでリフレッシュできるのが魅力です。

家族連れにうれしい子供向けメニューも提供

料理はシーズンごとに最良の素材を使用したこだわりの懐石料理を提供。小学生や未就学児向けのメニューも用意されており、家族での宿泊を考えている人は要チェックです。

別料金になりますが、サーロインステーキ(140g/4,140円)や鮎の塩焼き(1,296円)といった一品料理もあるので、こちらの旅館に訪れた際にはぜひ注文してください!

「川治温泉 湯けむりの里 柏屋」の詳細情報

施設名 川治温泉 湯けむりの里 柏屋
住所 栃木県日光市川治温泉高原62
電話番号 0288-78-0002
URL https://www.kashiwaya-kawaji.jp/

川治温泉までのアクセス

東武鉄道 スペーシア きぬ
川治温泉へ行くには東武鉄道の電車を利用するのが簡単です。車で行く場合、東北自動車道から国道121号に入り現地に向かいます。

電車の場合

・都心から⇒東武特急スペーシア「浅草駅」から「鬼怒川温泉駅」まで約120分。その後「川治湯元駅」まで約20分。
・仙台から⇒新幹線やまびこ「仙台駅」から「小山駅」まで約90分。JR両毛線「小山駅」から「栃木駅」まで約13分、東武特急きぬ「栃木駅」から「鬼怒川温泉」駅まで約50分。その後「川治湯駅」まで約20分。

車の場合

・東京方面から⇒東北自動車道→「宇都宮IC」→日光宇都宮道路→「今市IC」→国道121号
・東北方面から⇒東北自動車道→「矢坂IC」→国道461号→国道121号

川治温泉でゆっくりしよう!

栃木県 川治温泉
同じ日光市内にある「鬼怒川温泉」にくらべてやや知名度の低い「川治温泉」ですが、地元ではケガをしたときは鬼怒川温泉ではなく、川治温泉に行ったほうがよいと信じられてきました。

東京方面から行く場合、川治温泉は鬼怒川温泉のすぐ先で、浅草からたった2時間程度です。山に囲まれた川沿いの温泉地でゆっくりする時間は至福のひと時となるでしょう。

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